リシャールミルこそ成功者の時計。そのような思想が富裕層の間で広がっており、リシャールミルの時計を所有することがステータスでもある。そんな同ブランドの時計がクリスティーズオークション上位ランキングにランクイン。今回のRM014は“オーシャンレースと航海の美しさに思いを馳せてほしい”というリシャールミルの願いが込められている。 まさに海を連想させるようなブルーを配色し、ウッドデッキを彷彿させるエングレービングを施したケース仕上げ。バケットカットのダイヤモンドを贅沢に施しています。手巻トゥールビヨンムーブメント、ファンクションセレクター、パワーリザーブインジケーター、などの複雑機構を搭載。まさにリシャールミルらしいイマドキウォッチなのです。

ダイヤモンドで極限までの贅を成した、実に美しいこちらの時計はパテックフィリップのRef.5980。ダイヤモンドだけではなく、18Kホワイトゴールドケースを採用しているのも効能となり高級感が溢れている。天才時計デザイナーであるジェラルドジェンタ氏による名作ノーチラスは、1976年の誕生以来、時計愛好家の間で愛され続けています。エレガンスかつスポーティさを兼ね備えた人気モデルであり、現在では生産中止をしているモデルということもありプレミア価格は上昇気味。そんな才色兼備な同モデルは、優美でエレガンスなポリッシュ仕上げを施している為より高級感を演出してくれます。今後ノーチラスの価値がどれほど上がり続けるのか注目してみるのも良いですね。

パテックフィリップ社のフィリップ・スターン名誉会長が、『20世紀中の最も重要なモデル』と位置付けた程の伝説的なモデルであるRef.2499。今回のクリスティーズオークション上位落札ランキング1位に輝いたのも同じくRef.2499です。1950年から1985年までの34年間で生産数は約349本というごく少数の為、どれほどの富を得ていたとしても349人しか所持することができない。そのステータスも相まってこのような結果となっています。こちらのモデルは、今回のランキング1位のRef.2499と比べるとダブルネームではないことが区別しやすいですが、それだけでこれほど、価値に差が出るのだから時計は奥深く面白いのです。Ref.2499は出品されれば常にランクインする名品なので、おそらく今後も価値は上がり続けること請け合い。

Signed Patek Philippe & Co., Genève, Switzerland

世界三大時計メーカーの中でも、一際存在感の大きいパテックフィリップ。こちらはそんな最高峰の時計メーカーであるパテックフィリップの時計になります。製造年数は1930年頃とされておりとても希少なモデル。今から90年ほど前の腕時計が、この保存状態で存在していること自体が奇跡です。18Kゴールドの素材を使用していることにより、パテックフィリップらしい高級感を醸し出しているのも魅力の一つ。文字盤には“PATEK PHILIPPE & Co GENEVA SWITZERLAND”の記載があり、より希少価値を高めている印象があります。

Paul Newman Mark 1 Panda Dial

レックスの伝説モデルである“ポールニューマン”が、今回も落札額上位ランキングにランクインしました。“ポールニューマン”モデルの製造期間は1970年～1988年の18年間。ムーブメントは手巻きクロノグラフの傑作といわれている名門バルジュー製のCal.727を採用しています。世界三大耐久レースに挙げられる、ル・マン24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レース、そしてデイトナ24時間レース。この有名なレースで、輝かしい成績を残したオスカー俳優 “ポール・ニューマン”。彼が愛用していたモデルこそ、 “ポールニューマンダイヤル”のデイトナ。今尚、語り継がれている伝説的な一本なのだから、この値段も納得のところ。

こちらの時計はパテックフィリップのRef.5208になります。ミニッツ・リピーター、クロノグラフ、永久カレンダーを搭載するRef.5208は、2011年に誕生しています。パテックフィリップの伝統と技術力を誇示しているような凄まじい複雑機構が搭載された時計であり、時計愛好家であれば誰しもが憧れる逸品です。搭載されている複雑機構だけではなく、外装の仕立ても美しく、独自のブランド哲学を感じさせます。まさにパテックフィリップの象徴とも言える一本なので、これほど魅力的なモノはない。複雑機構の製造に長けている時計の雄だからこそ、作ることができた逸品です。ゆえに今回の落札額も決して高くないのです。

中東で落札された時計としては、過去最高額の912,500ドルで落札されたパテックフィリップRef.1518。１９４４年に製造され、万年歴とクロノグラフを搭載。加えてエジプト王室の紋章が刻印されているモデルで、なんと約２８１個しか作られていないと言われており、とてつもない希少価値があるのはお分かり頂けるはず。またRef.1518シリーズは、時計メーカーが初めて万年歴とクロノグラフを同時に搭載したモデルと言われており、時計史において重要な一本でもあります。この時計は、パテックフィリップの偉大な歴史を語る上で重要な時計なのです。そしてエジプト最後の王ファルークが所有したという素晴らしい逸話も相まって今回の結果になったと言えます。

OYSTER PERPETUAL

ロレックスのサブマリーナRef.6538が1,068,500ドルで落札されました。これはサブマリーナ史上最高落札額となり話題に。この時計は、「007 ゴールドフィンガー」でボンド役を演じたショーン・コネリーが、着用したボンドモデルとしても知られているマニア必見の時計なのです。今回出品されたサブマリーナは、"369ダイアル"とも呼ばれるエクスプローラーダイアルを搭載し、通常はメートルとフィートの単位がある防水表記が“200/600”の数字のみ。赤でプリントされているという非常に稀少なディテールを備えたモデル。加えて、ムーブメントは世界初の両方向巻き上げ式を採用しており、当時を感じ取れる歴史的一本でもあります。

18k Gold Automatic Triple Calendar Wristwatch with Star Dial and Moon Phases

ロレックスのサブマリーナRef.6538が1,068,500ドルで落札されました。これはサブマリーナ史上最高落札額となり話題に。この時計は、「007 ゴールドフィンガー」でボンド役を演じたショーン・コネリーが、着用したボンドモデルとしても知られているマニア必見の時計なのです。今回出品されたサブマリーナは、"369ダイアル"とも呼ばれるエクスプローラーダイアルを搭載し、通常はメートルとフィートの単位がある防水表記が“200/600”の数字のみ。赤でプリントされているという非常に稀少なディテールを備えたモデル。加えて、ムーブメントは世界初の両方向巻き上げ式を採用しており、当時を感じ取れる歴史的一本でもあります。

18K gold perpetual calendar chronograph wristwatch with moon phases

時計愛好家であれば、知らない者はいない。そんな伝説的な時計が、クリスティーズオークション 時計部門にて落札額第一位に輝きました。パテックフィリップ Ref.2499 パーペチュアル カレンダー クロノグラフ ムーンフェイズです。それもただのRef.2499ではありません。こちらは、パテックフィリップRef.2499の第1世代で、文字盤にロンドンの老舗ブランド“アスプレイ”の文字が刻印されている唯一のダブルネームの個体なのです。落札額は3,234,905ドルで日本円に換算すると約4.4億円。過去に発売されたRef.2499の中で最も高い落札額となりました。今回の落札額第二位と二倍ほどの圧倒的な差があります。この結果からRef.2499が、いかに時計愛好家の間で伝説的な時計として憧れられているかが伺えます。