NAUTILUS

-2014年、『ノーチラス トラベルタイム クロノグラフ』「Ref.5990」は、デュアルタイム機能とクロノグラフを搭載したコンプリケーションモデルとして発表された。

-丸みを帯びた8角形のベゼル、船の舷窓からインスピレーションを得たケース、水平エンボス文字盤が特徴的なデザインとなっている。

-複雑機構を容易に操作可能なように、ケース左側のプッシュボタンを押すことで、通常時に重なって動いていた時針を1時間単位で調整することが可能。

-スケルトン針で出発地の時刻、稼働させる短針で現地時刻を表示、2つの昼夜窓表示（ホワイト：AM6-PM6、ブルー：PM6-AM6）を搭載するなど、より使いやすく進化している。

PATEK PHILIPPE, REF. 5990/1A-001, NAUTILUS, A STEEL DUAL-TIME FLYBACK CHRONOGRAPH BRACELET WATCH WITH DATE AND DAY/NIGHT INDICATORS
CIRCA: 2014
CASE MATERIAL: Steel
CASE DIAMETER: 40.5mm
BRACELET MATERIAL: Steel
BRACELET SIZE: 7.75 inches / 195mm
DIAL: Grey
MOVEMENT: Automatic
FUNCTIONS: Dual-Time, Flyback Chronograph, Day/Night Indicators, Date
BOX: Yes
PAPERS: Yes
ACCESSORIES: Patek Philippe Setting Pin, Certificate of Origin Dated 4 December 2014, Inner & Outer Box, Product Literature Hang Tag, Service Box

-1986年にリリースされた『パーペチュアルカレンダークロノグラフ』「Ref.3970」は、卓越したアイコニックな「Ref.2499」の成功を受けて誕生した後継モデル。

-「Ref.2499」と「Ref. 3970」の大きな違いは、3時位置のサブダイヤルに閏（うるう）年表示、9時位置のサブダイヤルに24時間表示が追加されたこと。

-「Ref.3970」の第一世代は、約100本がスナップオン式のケースバックで生産された。第二世代はスクリューバックで、「Ref.3970E」（Eはétanche、フランス語で防水の意）と名付けられた。生産数は少ないながら、第二世代ではシースルーバック仕様の「Ref.3971E」も用意されていた。1989年には、無垢とサファイアの両方のケースバックを備えた第三世代の「Ref.3970」が発表された。

-【パテックフィリップ】によって改良されたレマニア社製エボーシュベースの永久カレンダームーブメント「Cal.CH 27-70 Q」を搭載している。

-「Ref.3970」は2004年にディスコンとなっているが、そのDNAは大型化された後継モデル「Ref.5970」に引き継がれている。

PATEK PHILIPPE, REF. 3970EP, A FINE AND RARE PLATINUM PERPETUAL CALENDAR CHRONOGRAPH WRISTWATCH WITH MOON PHASES, 24-HOUR INDICATOR, AND DIAMOND-SET DIAL
CIRCA: 1992
CASE MATERIAL: Platinum
CASE DIAMETER: 36mm
MOVEMENT NO’: 876156
CASE NO’: 2919382
DIAL: Black, Diamond-Set
MOVEMENT: Manual
FUNCTIONS: Perpetual Calendar, Chronograph, Moon Phases, 24-Hour Indicator
BOX: No
PAPERS: No
ACCESSORIES: Patek Philippe Platinum Tang Buckle

ROYAL OAK QUANTIEME PERPETUAL

-1983年に発表された【オーデマピゲ】の「Ref.5554」は『ロイヤルオーク』で初めて永久カレンダーを搭載したモデル。279本の限定生産であったこのモデルは、非常に稀少で魅力的であったため、すぐに多くの後継モデルが作られた。

-1987年に発表された後継モデル「Ref.25654」は、総生産数は約800本で、そのうち422本が本ロット同様に18Kイエローゴールド「Ref.25654BA」で製造されたと考えられている。

-10年近く製造された「Ref.25654」は、『ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー』を象徴する時計のひとつで、搭載されている超薄型ムーブメント「Cal.2120/2800」は、わずか8.25mmという驚くべき薄さとなっている。

-ケースサイズは39mmと現代的な大きさとなっており、ロイヤルオーク愛好家にとって垂涎のモデルとなっている。

AUDEMARS PIGUET, REF. 25654BA, ROYAL OAK QUANTIEME PERPETUAL, A VERY RARE 18K YELLOW GOLD PERPETUAL CALENDAR BRACELET WATCH WITH MOON PHASES
CIRCA: 1994
CASE MATERIAL: 18k Yellow Gold
CASE DIAMETER: 39mm
SERIAL NO’: D44089, Nº952,
BRACELET MATERIAL: 18k Yellow Gold
BRACELET LENGTH: 8.75 inches / 220 mm
DIAL: Champagne
MOVEMENT: Automatic
FUNCTIONS: Perpetual Calendar, Moon Phases
BOX: No
PAPERS: No
ACCESSORIES: Copy of Audemars Piguet Extract from the Archives Dated 13 October 1994

NAUTILUS

-【パテックフィリップ】『ノーチラス』は、1976年に発表された「Ref.3700/1」からその歴史が始まった。

-当時としては大きかった39mmのケースにより通称"ジャンボ"と呼ばれている。

-ケースは2ピース構造になっており、120m防水と【ジャガー・ルクルト】ベースのムーブメント「Cal.28-255C」を搭載、ケース厚わずか約7.5mmを実現している。

-1976年から1980年まで、【パテックフィリップ】のノーチラスケースは、ル・クレ・デュ・ロックルの「Favre-Perret SA」で製造されていた。

-トロピカル化したダイヤル、さらに6時位置にあるGübelin（スイスの老舗時計店）のサインによって、その魅力と希少性が増している。

PATEK PHILIPPE, REF. 3700/1, NAUTILUS, A HIGHLY ATTRACTIVE AND RARE STEEL BRACELET WATCH WITH “TROPICAL” MK I DIAL, RETAILED BY GÜBELIN
CIRCA: 1977
CASE MATERIAL: Steel
CASE DIAMETER: 40mm
MOVEMENT NO’: 1303682
CASE NO’: 533935
BRACELET MATERIAL: Steel
BRACELET SIZE: 8.75 inches / 220mm
DIAL: Blue, Signed Gübelin
MOVEMENT: Automatic
FUNCTIONS: Date
BOX: Yes
PAPERS: Yes
ACCESSORIES: Patek Philippe Certificate of Origin from Gübelin Dated 25 November 1977, Gübelin Certificate of Guarantee Dated 25 November 1977, Original Purchase Receipt from Gübelin Dated 24 November 1977, Presentation Box, Product Literature

NAUTILUS,SIGNED AND RETAILED BY TIFFANY & CO.,

-1976年に発表された『ノーチラス』誕生から30周年を記念して作られた、スポーツウォッチとしてはエレガンスさを漂わせる「Ref.5712」。

- 2006年に発表された「Ref.5712」は、ポインターデイト、ムーンフェイズ、パワーリザーブと様々な機能を付加した複雑機構を搭載したコンプリケーションモデルで、通称「プチコン」と呼ばれている。

-SS（ステンレススチール）製ケース×ブルーダイヤル、18KWG（ホワイトゴールド）ケース×グレーダイヤル、18KRG（ローズゴールド）×ブラウンダイヤルなどでリリースされている。

-このロットは、ティファニーとのダブルネームモデルで、希少性とともにコレクター垂涎のモデルとなっている。

PATEK PHILIPPE, REF. 5712R-001 SIGNED AND RETAILED BY TIFFANY & CO., NAUTILUS, A RARE 18K ROSE GOLD WRISTWATCH WITH POWER RESERVE, MOON PHASES, AND DATE
CIRCA: 2022
CASE MATERIAL: 18k Rose Gold
CASE DIAMETER: 40mm
DIAL: Grey, Signed Tiffany & Co.
MOVEMENT: Automatic
FUNCTIONS: Power Reserve, Moon Phases, Date
BOX: Yes
PAPERS: Yes
ACCESSORIES: Patek Philippe 18k Rose Gold Butterfly Clasp, Setting Pin, Patek Philippe Certificate of Origin from Tiffany & Co. Dated 13 September 2022, Inner & Outer Box, Tiffany & Co. Outer Box, Product Literature, Hang Tag, Patek Philippe Brown Calf Leather Nautilus Strap, Patek Philippe Strap Pouch, Tiffany & Co. Pouch

ROYAL OAK QUANTIEME PERPETUAL

-【オーデマピゲ】の「Ref.5554ST」は、『ロイヤルオーク』で初めて永久カレンダーを搭載した複雑時計で、初代『ロイヤルオーク』「Ref.5402」のリリースと同様に画期的なタイムピースであった。

-1983年の発売当時、ステンレススチール、イエローゴールド、プラチナなどで279本という非常に希少な本数で生産された。

-ケースサイズ39mm、薄さ7.5mmという驚異的な薄さは超薄型ムーブメント「Cal.2120/2800」を搭載することで実現されており、現在でも最も薄い『ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー』である。

-このロットは、公に知られた最も初期の「Ref.5554ST」の一つであり、シルバーの文字盤には閏年表示がなく、シリアルが21番となっている個体。

AUDEMARS PIGUET, REF. 5554ST, ROYAL OAK QUANTIEME PERPETUAL, AN EXTREMELY EARLY, EXCEEDINGLY RARE, AND HISTORICALLY IMPORTANT STEEL PERPETUAL CALENDAR BRACELET WATCH WITH MOON PHASES
CIRCA: 1984
CASE MATERIAL: Steel
CASE DIAMETER: 39mm
SERIAL NO’: D1470, B29257-273547, Nº021
BRACELET MATERIAL: Steel
BRACELET LENGTH: 8 inches / 205mm
DIAL: Silver
MOVEMENT: Automatic
FUNCTIONS: Perpetual Calendar, Moon Phases
BOX: No
PAPERS: No
ACCESSORIES: Audemars Piguet Digital Extract from the Archives Dated 6 June 1984, Product Literature, Audemars Piguet Service Box, Extract Invoice, Audemars Piguet Pouch

SPLIT-SECONDS CHRONOGRAPH

-2015年のバーゼルワールドで発表された『スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5370P-001」は、ブラックのグラン・フー・エナメル文字盤が美しいモデルで、1938年から1971年頃まで製造されたオリジナルの『スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.1436」にオマージュを捧げている。

-限定モデルとしてリリースされていたわけではないが、製造数は極めて少なく、さらに「Ref.5370P-001」はわずか5年間しか製造されなかったため、非常に希少なタイムピースとなっている。

-「Ref.5370」のケースバックは、クローズドバックとシースルーバックが付属しており、【パテックフィリップ】が製造したムーブメントの中で最も人目を引き、精巧で、美しく仕上げられたムーブメントの一つである自社製手巻きムーブメント「Cal.29-535PS」を鑑賞することができる。

PATEK PHILIPPE, REF. 5370P-001, AN EXTREMELY FINE PLATINUM SPLIT-SECONDS CHRONOGRAPH WRISTWATCH WITH BLACK GRAND FEU ENAMEL DIAL
CIRCA: 2015
CASE MATERIAL: Platinum
CASE DIAMETER: 41mm
MOVEMENT NO’: 5252466
CASE NO’: 6089334
DIAL: Black, Grand Feu Enamel
MOVEMENT: Manual
FUNCTIONS: Split-Seconds Chronograph
BOX: Yes
PAPERS: Yes
ACCESSORIES: Additional Patek Philippe Platinum Caseback, Patek Philippe Platinum Deployant Clasp, Certificate of Origin Portfolio Dated 30 December 2015, Inner & Outer Box, Product Literature

NAUTILUS

-「Ref.5711/1A-014」は、最後のステンレス製『ノーチラス』「Ref.5711」であり、1年間しか生産されなかった希少モデル。

-2021年にリリースされ、『ノーチラス』で唯一オリーブグリーンダイヤルを採用、極めて少ロットのみ生産された。

-ケースはスリーピース構造になっており、シースルーバックからは自社製ムーブメント「Cal.26-330 S C」を眺めることができる。

PATEK PHILIPPE, REF. 5711/1A-014, NAUTILUS, A VERY RARE AND HIGHLY DESIRABLE STEEL “GREEN DIAL” BRACELET WATCH WITH DATE
CIRCA: 2021
CASE MATERIAL: Steel
CASE DIAMETER: 40mm
BRACELET MATERIAL: Steel
BRACELET SIZE: 8.75 inches / 220mm
DIAL: Green
MOVEMENT: Automatic
FUNCTIONS: Date
BOX: Yes
PAPERS: Yes
ACCESSORIES: Patek Philippe Certificate of Origin Dated 8 July 2021, Inner & Outer Box, Product Literature, Hang Tag, Original Purchase Receipt from Tourneau Dated 8 July 2021

TRIPLE CALENDAR CHRONOGRAPH“JEAN-CLAUDE KILLY”

-1953年頃から1959年頃までのわずかな期間ドレス系クロノグラフとして製造されていた「Ref.6236」は、ポインターデイト針を備えたシンメトリーなトリプルカレンダークロノグラフ。

-伝説のアルペンスキーヤーであり、ロレックスのアンバサダーでもあった「ジャン・クロード・キリー」が、ゲレンデでこのタイムピースを着用する姿がよく見られたことから、デイトナ以前に生産されたプレデイトナ「Ref.6036/6236」は「ジャン・クロード・キリー」の愛称でも親しまれている。

-トリプルカレンダー機能を有したバルジュー製ムーブメント「Cal.72C」を搭載。

-ヴィンテージ市場では、「デイトナ・ポールニューマン」が圧倒的な人気を誇っているが、その希少性から「Ref.6036/6236」はコレクターが非常に多いことでも知られている。

ROLEX, REF. 6236, “JEAN-CLAUDE KILLY”, A VERY FINE AND RARE STEEL TRIPLE CALENDAR CHRONOGRAPH WRISTWATCH
CIRCA: 1960
CASE MATERIAL: Steel
CASE DIAMETER: 36.5mm
SERIAL NO’: 576366
BRACELET MATERIAL: Steel
BRACELET SIZE: 8.5 inches / 215mm
DIAL: White
MOVEMENT: Manual
FUNCTIONS: Chronograph, Month, Pointer-Date, Day
BOX: No
PAPERS: Yes
ACCESSORIES: Rolex Certificate of Guarantee From Bucherer Dated 17 July 1961

PERPETUAL CALENDAR MINUTE REPEATER“CATHEDRAL"

-『カテドラル ミニッツリピーター パーペチュアルカレンダー』「Ref.5074」は、最も技術的に複雑で、美しさを兼ね備えた、入手困難な【パテックフィリップ】の腕時計のひとつ。2001年から2005年までイエローゴールド製、2005年からピンクゴールド製、2009年からプラチナ製で生産された。

-3つのカウンターを備えた文字盤は、「Ref.1518」や「Ref.2499」のような前世紀の永久カレンダーの時代を超えたバランスのとれたデザインを思い起こさせる。ラグも「Ref.2499」の名高いラグデザインにインスパイアされており、それぞれの外側の上端には溝が彫られている。

-高音と低音のゴングからなる「カテドラル」リピーター機構が組み込まれており、リピーターを作動させると、まず低音ゴングの2つのハンマーのうち1つで時数を、次に低音と高音ゴングの両方で2打で15分を、最後に高音ゴングの1打で前回の15分から経過した分数を告げ、大聖堂（カテドラル）の鐘の音に似た、豊かな音色を表現している。

PATEK PHILIPPE, REF. 5074J-001 “CATHEDRAL,” AN EXCEPTIONALLY RARE AND IMPRESSIVE 18K YELLOW GOLD PERPETUAL CALENDAR MINUTE REPEATING WRISTWATCH WITH MOON PHASES AND 24-HOUR INDICATOR
CIRCA: 2002
CASE MATERIAL: 18k Yellow Gold
CASE DIAMETER: 42mm
MOVEMENT NO’: 1906123
CASE NO’: 4117806
DIAL: Silver
MOVEMENT: Automatic
FUNCTIONS: Perpetual Calendar, Minute Repeater, Moon Phases, 24-Hour Indicator
BOX: Yes
PAPERS: Yes
ACCESSORIES: Patek Philippe 18k Yellow Gold Deployant Clasp, Setting Pin, Certificate of Origin Dated 9 April 2002, Later Inner & Outer Box, Product Literature, Two Hang Tags, Service Hang Tag