Important Watches: Part II

Patek Philippe

（Ref.5960/1A-001）

Annual calendar flyback chronograph

- 『アニュアルカレンダークロノグラフ』「Ref. 5960」は2006年、完全自社製自動巻きクロノグラフという最初の試みとして発表された。

- 「Ref.5960/1A」は【パテックフィリップ】では珍しいステンレススチールをケース素材に使用しており、ドロップリンクの5連ブレスレットはステンレス素材としては初採用された。

-2014年に発表されたシルバー文字盤の「Ref.5960/1A-001」はわずか３年程度の短命モデルだった。

- ムーブメントは「Cal.CH28-520 IRM QA 24H」を搭載し、垂直クラッチによりクロノグラフ針を作動させてセンターセコンドとして使用することも可能。

Dial: white
Calibre: cal. 28-520 IRM QA 24H automatic, 40 jewels
Movement number: 5'878'470
Case: stainless steel, screw-down sapphire crystal display case back
Case number: 6'022'977
Closure: stainless steel Patek Philippe bracelet and double-folding clasp
Size: 40.5 mm diameter, bracelet circumference approximately 160 mm with two sealed extra links (approx. 170mm total)
Signed: case, dial and movement
Box: yes
Papers: yes
Accessories: Patek Philippe Certificate of Origin, instruction manual, setting pin, two sealed extra links, leather bifold and presentation case with outer packaging

estimate 40,000 - 60,000 CHF

落札価格 50,800 CHF / ￥8,500,364

10 th

Patek Philippe

（Ref.5167A-001）

Aquanaut

-2007年のバーゼルワールドにて登場した、ステンレススチールケース仕様の『アクアノート』「Ref.5167A-001」。

-トロピカルバンドが採用されていることで、スポーティーながらもクラシックな印象も備えており、ノーチラスに次ぐスポーツモデルとして人気を博している。

-2022年頃からハック機能が付き、日付変更禁止時間帯がないムーブメント「Cal.26‑330 S C」へ、加えてバックルのデザインがマイナーチェンジされている。

Dial: black
Calibre: cal. 324 S C automatic, 29 jewels
Movement number: 5'535'526
Case: stainless steel, screw-down sapphire crystal display case back
Case number: 4'732'439
Closure: Patek Philippe rubber strap and stainless steel double-folding clasp
Size: 40 mm diameter, bracelet circumference approximately 220 mm
Signed: case, dial and movement
Box: yes
Papers: yes
Accessories: Patek Philippe Certificate of Origin, instruction manual, leather bifold and presentation case with outer packaging

estimate 45,000 - 65,000 CHF

落札価格 57,150 CHF / ￥9,562,910

9 th

Rolex

（Ref.16520）

Daytona 'Patrizzi Zenith '

-1988年に発表された【ロレックス】初の自動巻き『デイトナ』であり、【ゼニス】のエル・プリメロベースのムーブメントを搭載したステンレススチール製の「Ref.16520」。

-“パトリッツィ”の名前の由来は、アンティコルムの創業者”オズワルド・パトリッツィ氏”が1994年～1995年辺りに製造された『デイトナ』「Ref.16520」のインダイヤルが濃いブラウンに変色する事を指摘した事から、”パトリッツィダイヤル”と呼ばれるようになった。

- インダイヤルの色味から別名“ブラウンアイ”とも呼ばれており、コレクター垂涎のモデルとなっている。

Dial: black, dark brown tropical subsidiary dials
Calibre: cal. 4030 automatic, 36 jewels
Movement number: 61'451
Case: stainless steel, screw-down case back
Case number: T'905'484
Closure: stainless steel, screw-down case back
Size: 40 mm diameter, bracelet circumference approximately 190 mm
Signed: case, dial and movement
Box: yes
Papers: yes
Accessories: Rolex Guarantee, presentation case with outer packaging and Watch Certificate card

estimate 35,000 - 55,000 CHF

落札価格 60,960 CHF / ￥10,200,437

8 th

Rolex

（Ref.6263 ）

Daytona 'Big Red'

-ドライヴィングとスピードに情熱を捧げる人々の究極の実用時計『デイトナ』は、プロのカーレーサーのニーズに応えるよう設計され、1963年に誕生した。

-第三世代の『デイトナ』は、プラスティックベゼル仕様の「Ref.6263」とステンレスベゼル仕様の「Ref.6265」がラインナップされており、手巻き『デイトナ』としては最終型のモデルとなる。

-「Ref.6263」有名なキャリバー・バルジュー727が搭載されており、その性能を高めるため、【ロレックス】はテンプを交換、振動数を18,000から21,000に増やして精度を高めた。

-”ビッグレッド”表記のダイヤルは特に人気となっており、ファン垂涎のコレクションアイテムとなっている。

Dial: silvered
Calibre: cal. 727 manual winding, 17 jewels
Case: stainless steel, screw-down case back
Case number: 6'198'328
Closure: stainless steel Rolex Oyster bracelet and folding clasp
Size: 37.5 mm diameter, bracelet circumference approximately 195 mm
Signed: case, dial and movement
Box: no
Papers: yes
Accessories: Rolex Guarantee

estimate 50,000 - 70,000 CHF

落札価格 69,850 CHF / ￥11,688,001

7 th

Rolex

（Ref.5514）

Submariner 'COMEX'

-海洋石油産業における深海潜水作業のパイオニアと呼ばれたコメックス（Compagnie Maritime d'Expertise）は1961年にマルセイユで設立された。

-1960年代末、コメックスは【ロレックス】に、深海で高圧を維持できる時計を作るよう依頼。圧縮され飽和状態になった空気が、サブマリーナーのケースに圧力を蓄積させ、そのメカニズムを破壊し始めたからである。ロレックスは、時計ケースの側面、9時位置の横に、ケースからヘリウムを放出できる一方向の圧力逃がし弁を取り付けることで、特許を取得した解決策を実現。当初、このエスケープバルブは「Ref.5513」の特別モデルに搭載されたが、その後、このモデルは「Ref.5514」と改名された。

-コメックスと【ロレックス】は、1970年から1997年までの27年間という長いパートナーシップを結び、サブマリーナとシードゥエラーの両シリーズで、リファレンス5513、5514、1665、1680、16660、16800、16610、168000、16600の9モデルを発表したにもかかわらず、極めて限られた数量しか生産されなかっただけでなく、一般に販売されることはなかった。

-過酷な条件下での使用されていたため、現存数が少なく、コレクター垂涎のモデルとなっている。

Dial: black
Calibre: cal. 1520 automatic, 26 jewels
Case: stainless steel, screw-down case back
Case number: 4'092'956, COMEX number 747
Closure: stainless steel Rolex Oyster bracelet and folding clasp
Size: 40 mm diameter, bracelet circumference approximately 195 mm
Signed: case and movement, dial signed Rolex and COMEX
Box: no
Papers: no
Accessories: Rolex travel pouch

estimate 70,000 - 90,000 CHF

落札価格 88,900 CHF / ￥14,875,637

6 th

Patek Philippe

（Ref.5711/1A-010）

Nautilus

-1976年、時計界の天才デザイナーである「ジェラルド・ジェンタ」によってデザインされ誕生した。

-シンプルな三針のモデルとなっており、丸みを帯びた８角形のベゼル、船の舷窓からインスピレーションを得たケースがスポーティーながらも上品さも兼ね備えたデザインとなっている。

-ラグジュアリースポーツモデルの頂点に立つモデルとして、ステンレススチールを素材に用いたシンプルな三針モデルが一番の人気を誇っているが、惜しまれつつ2021年にディスコンとなっている。

-こちらのロットは2019年頃から出回り始めた新キャリバー「Cal. 26-330 S C」を搭載しており、ハック機能（秒針ストップ）、日付変更禁止時間帯がなくなっている。

Dial: blue
Calibre: cal. 26-330 S C automatic, 30 jewels
Movement number: 7'327'233
Case: stainless steel, screw-down sapphire crystal display case back
Case number: 6'412'544
Closure: stainless steel Patek Philippe bracelet and double-folding clasp
Size: 40 mm diameter (10-4 o'clock), bracelet circumference approximately 195 mm (including additional links)
Signed: case, dial and movement
Box: yes
Papers: yes
Accessories: Patek Philippe Certificate of Origin, instruction manual, numbered hang tag, leather bifold, two additional links and presentation case with outer packaging

estimate 60,000 - 100,000 CHF

落札価格 101,600 CHF / ￥17,000,728

5 th

Rolex

（Ref.1665）

Sea-Dweller 'COMEX'

-1960年代から1970年代にかけてのスキューバダイビングの発展により、特殊な器材に対する需要が高まり、時計はプロのダイバーにとって不可欠なツールとなった。【ロレックス】は、フランスのマルセイユを拠点とするCompagnie Maritime d'Expertises（COMEX）と共同で、深海探査の挑戦に耐えることができる時計を製造に取り組んだ。

-1977年から1981年にかけて製造された『シードゥエラー』「Ref.1665」は、シードゥエラーのレターの上にCOMEXのロゴが大胆にプリントされ、この有名なフランスのダイビング会社とのつながりを示している。これらの時計は一般には販売されず、プロのダイバーにのみ支給された。

-『シードゥエラー』初のリファレンスモデルである「Ref.1665」には、ヘリウム・エスケープ・バルブが搭載されている。このバルブは、深海での飽和潜水中に時計内に蓄積する可能性のあるヘリウム分子を、時計のクリスタルを損傷することなく安全に逃がすことができる。

-【ロレックス】はその数年前、コメックスとのつながりの中で、コメックスダイバーのためだけに製造した「Ref.5514」でこの機能をテスト開発した。

-この特別なタイムピースは約300本がダイバーに供給されたという。

Dial: black
Calibre: cal. 1520 automatic, 26 jewels
Case: stainless steel, screw-down case back
Case number: 6'675'651, 2'276
Closure: stainless steel Rolex Oyster bracelet and folding clasp
Size: 40 mm diameter
Signed: case, dial and movement
Box: no
Papers: no
Accessories: none

estimate 90,000 - 150,000 CHF

落札価格 114,300 CHF / ￥19,125,819

4 th

Rolex

（Ref.16528）

Daytona 'Porcelain'

-1988年に発表された【ロレックス】初の自動巻き『デイトナ』であり、【ゼニス】のエル・プリメロベースのムーブメントを搭載した18Kイエローゴールド製の「Ref.16528」。

-白文字盤でのみ陶器のようなエナメル調のダイヤルを持つことから”ポーセリン”ダイヤルと呼ばれるようになった。

- シリアル「R」から「L6」頃まで存在（E番にもごくわずか存在すると言われている）、コレクター垂涎のモデルとなっている。

Dial: white porcelain
Calibre: cal. 4030 automatic, 31 jewels
Movement number: 11'239
Case: 18k yellow gold, screw-down case back
Case number: R'985'684
Closure: 18k yellow gold Rolex Oyster bracelet and folding clasp
Size: 40 mm diameter
Signed: case, dial and movement
Box: no
Papers: no
Accessories: none

estimate 80,000 - 120,000 CHF

落札価格 120,650 CHF / ￥20,188,365

3 rd

Patek Philippe

（Ref.5520P-001 ）

Alarm Travel Time

-2019年のバーゼルワールドで発表されたアラーム・トラベルタイム搭載のパイロットウォッチ「Ref.5520P-001」。

-24時間対応のアラーム機構と出発地と現地の時刻を表示するデュアル・タイムゾーン機構した、最上級仕様のグランド・コンプリケーションモデルとなっている。

Dial: black
Calibre: cal. AL 30-660 S C FUS automatic, 52 jewels
Movement number: 5'256'260
Case: platinum, screw-down sapphire crystal display case back
Case number: 6'507'777
Closure: Patek Philippe calf leather strap and platinum buckle
Size: 42.2 mm diameter
Signed: case, dial and movement
Box: yes
Papers: yes
Accessories: Patek Philippe Certificate of Origin, instruction binder for Grand Complications with outer packaging, setting pin, numbered hang tag, solid patinum case back, leather document holder, travel pouch and presentation case wit outer packaging

estimate 110,000 - 150,000 CHF

落札価格 139,700 CHF / ￥23,376,001

2 nd

Rolex

（Ref.6241）

Daytona 'Champagne Paul Newman'

-「Ref.6241」は、1965年頃から1969年頃の間におよそ4年間しか製造されなかったため、それ自体が希少なリファレンスとなっている。

-「Ref.6239」に見られるステンレスベゼルの代わりにプラスチックベゼルを備えた最初の『デイトナ』でもあり、素材はステンレス、14Kゴールド、18Kゴールド製で展開され、通常ダイヤルおよびエキゾチックダイヤルと呼ばれている通称「ポール・ニューマン」が存在している。

-ステンレススチール製が2250本、18Kゴールド製が300本、14Kゴールド製が450本で、「ノンオイスター」または「ノンスクリューダウン」のクロノグラフボタンと黒いプラスチックインサートベゼルを備え、タキメータースケールはホワイトでプリントされていた。

-「エキゾチックダイヤル」と呼ばれる文字盤は、俳優でありレーサーでもあったポールニューマンが愛用していたことから、後に「ポールニューマンダイヤル」として一般に知られるようになった。

-アメリカ市場向けに製造された「Ref.6241」は、14Kイエローゴールド製でリベットブレスレットが付属、アメリカ市場向け（ROW）の刻印が入ったムーブメントが特徴となっている。

Daytona 'Champagne Paul Newman', Reference 6241
A 14k yellow gold chronograph wristwatch with bracelet
Circa 1969
Dial: champagne, black
Calibre: cal. 722-1 manual winding, 17 jewels
Case: 14k yellow gold, screw-down case back
Case number: 2'084'293
Closure: 14k yellow gold Rolex Oyster bracelet and folding clasp
Size: 37.5 mm diameter, bracelet circumference approximately 200 mm
Signed: case, dial and movement
Box: no
Papers: no
Accessories: associated travel case

estimate 350,000 - 500,000 CHF

落札価格 444,500 CHF / ￥74,378,185

1 st